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大工の仕事 上棟

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はじめまして。

しなのいえ工房の工務グループ・大工の大川です。今回は作業工程の一部である上棟について、またその中でもほんの一部ではありますが仕事内容について紹介いたします。

上棟(じょうとう)とは家の骨組みの柱や梁を組みたてて、屋根の一番上の梁まで取り付けることをいいます。建前(たてまえ)棟上げ(むねあげ)とも呼ばれます。

建物の規模や屋根の形状によって異なりますが、上棟当日は担当の棟梁・お手伝い・レッカーオペレーター 職人さんの数は6人~10人程度の大工が集まります。

 

 

写真は2月初旬に行った上棟のときのものです。

私がしている作業は、建物が歪んだりしないように仮留めしているところです(これを仮筋交いと言います)。

なぜ仮筋交いをしなければならないのかというと、組み上げたばかりの建前が正確に垂直になっているか確認し調節するため。

 

梁や柱の一つひとつが水平・垂直になっているか水平器で確認し、傾いていたら、正しい位置に戻していきます。せっかく調節した梁と柱が、他の部分を直すことによってまた傾いてしまわないよう、仮筋交いを使って状態を固定します。住まい全体が真っ直ぐに建っていることを確認したら、梁や柱の接合部分を金物で固定。仮筋交いを外しながら、今度は床・壁・天井の下地を入れていきます。最終的には撤去されてしまうため『仮』という名前がついていますがその重要性は名前以上のもので、私たちも慎重に丁寧な作業を行っています。

 

私はお客様と設計者が求めるものを実現できるように日々失敗をしながらも、技術の向上に努めています。ただ、同じ失敗を繰り返さないよう「昨日よりも今日、今日よりも明日」を心がけています。

元々は大工ではありませんでしたが、今はのびのびと大工職人としての毎日を楽しんでいます! 業界未経験の方も、そうでない方もここでの環境なら成長していかれると私は思っています。ぜひ一緒に働いてみませんか?

 

工務グループ 大工 大川