内窓設置
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しなのいえ工房の大工 廣瀬です。
今年の桜はいつもより早く、長野市では4月頭に桜が満開となり、自分の子供も満開の桜の中、入園式となり喜んでいました。
さて、以前のブログで書いた「丸柱」の家ですが、、、
こんな感じになりました。
今回、自分が社員大工として入社して初めて出張に行ってきました。内容は、気密測定の研修です。
「気密測定?」「なに?」と思われた方へ簡単に言いますと、「作った家にどのくらいの空気を通す隙間があるか」を専用の機械で測ることです。
「隙間ってあるの?」とか「隙間ってあった方がいいんじゃないの?」と思う方それぞれいるかもしれませんが、無い方が良い(家の性能が高い)とされています。しかし、どうしても隙間はできてしまうので、機械で測定しながら少しでも隙間を減らしていこうというのが狙いです。
下の写真は、電線やエアコン、ガスの配管です。
こういった所から、隙間が発生してしまいます。
隙間が多いと断熱性能が発揮できなかったり、結露やカビの原因になったりすると言われています。
逆に、隙間が少ないと断熱性能が発揮でき、結露やカビが発生を少なくし、家の寿命を延ばす事ができます。
ちょうど先日(2023年4月)、完成した家で気密測定を実施しました。
この家のC値(※)は0.5でした。
(※C値とは、家の相当隙間面積のことで、家全体にある隙間面積を延床面積で割った数値で、その家の機密性能の指標として用いられる数値です)
計算すると、この数値は家全体でハガキの3分の1の隙間しかないことになります。
現在、しなのいえ工房ではC値0.5を目標にしており、達成できて良かったです。
これからも、家の性能を良くするために頑張りたいと思います。
大工 廣瀬