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突き付け仕事

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こんにちは。しなのいえ工房 大工の鶴田です。

今回は最近の仕事についてお話しします。現在、私は石膏ボードを張る仕事をしています。

石膏ボードとは、壁紙の下地になる材料のことで、通常であれば壁紙を貼ると隠れてしまいます。

しかし、窓台や建具枠(たてぐわく・建具とは室内のドア等の指し、建具枠はその枠のことを指します)、化粧柱や化粧梁などの化粧材は、人の眼に触れる形での仕上がりになるので、その材料に対して石膏ボードをピッタリと突き付けて納めます。

この「突き付け」という作業は、とても神経を使う繊細な仕事です。なぜかと言うと、木材にはそれぞれ個性があり、必ずしも「真っ直ぐとは限らない」からです。曲がっていたり、捻じれていたり、反っていたり、膨らんでいたり、痩せていたりと様々です。

それらの木の癖を読みとり、隙間がないようにくっつけるのは難しいですが、ここは腕の見せどころです。

これからも妥協することなく、丁寧な仕事を心掛けて日々努めていきます。

大工 鶴田